雑にかく

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働き方について考えてることを整理してみる

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昨年の9月からエンジニア専属リクルーターとしてミッションに従事してきた経緯もあって、何かにつけては”働き方”なるものについて想いを馳せる事が増えた。

情報の保有量が増えれば増えるほど、視座が増え、観える景観が変わるのは、まあよくある話。業務委託、労働契約、リモートワーク、フレックスとか中途採用やってればそれなりに耳にすることのある単語も、仕事の中で思考を巡らすことも増えてきたおかげか、自分にとって臨場感のある言葉になってきた。

働き方が変わってきたっぽいなって話

2012年に発売されて話題になったワークシフトという本がある。


当該書籍の内容を要約しているコンテンツはweb上にたくさんあって、Naverでまとめられていたものから要旨を引用するとこんな感じ。

暗い未来のシナリオを書き換えるためには、さまざまなことを試し、対抗策をとること、そして厳しい選択をおこない、新しい能力を身につけることが必要不可欠。

〈第一のシフト〉
サラリーマン的技能の価値がなくなり、「専門技能の連続的習得」が必要になる。

〈第二のシフト〉
孤独な競争から協力。
仕事上でもプライベートでもバーチャル化された世界では、あたたかく協力的な人間関係が当たり前に存在するわけではない。意識的に形づくっていかなくてはならなくなる。

〈第三のシフト〉
バランスのとれた働き方を選ぶ勇気。
古い仕事間観のもとでは、仕事とは単にお金を稼ぐことを意味していたが、未来の世界では次第に、自分のニーズと願望に沿った複雑な経験をすることを意味するようになるのかもしれない。

<引用元>【書籍】WORK SHIFT ワーク・シフト【まとめ】

自分が望む働き方の出来る会社に属して給与を稼ぎながら、自身でも会社を持ち、サービスもリリースしている。そんなエンジニアの方と仕事をしていて肌で感じているものと、本書の内容は非常に近い。個人的にはかなり納得感がある。

また、最近知人がテレビに出演しており、「複業」という働き方についてインタビューを受けていた。桐谷美玲さん、非常に見目麗しく心の底から羨ましい。

NEWS ZERO|日本テレビ

4:33くらいから出ているインタビュイーの駒井さん(この人が僕の知人)は、ChatWork社と仕事旅行社にて復業していることについてのインタビューを受けていた。これも「おお」と思った直近の事例だ。

ただこういった働き方がテレビでフォーカスされたり、自分自身それに対して新鮮さを覚えているということは、そういった働き方がまだ一般化されていないということの暗喩でもあると思う。言うまでもないことだろうけど。

別に一般化されてもされなくてもどっちでもいいのだけど、この働き方が広がっていくには、働き手個人の意志のシフトも必要っぽいし受け入れる側の理解や体制のシフトも必要っぽい。

メリデメを考えてみる

実際にそういった働き方をしたことがないので、どこまでいっても妄想だけど試しに働き手側のメリデメを考えてみる。

【メリット】

  • きちんと契約先が見つかれば、1社に勤めているよりたぶん収入増える
    • 1社に勤める場合はレイヤーにもよるだろうけど
  • 複数の企業文化への接触に伴う実務的、志向的成長
    • それらが見込める企業に入ることが前提だけど
  • 働く時間や場所を自身の意志で調整しやすい
    • パートナーとなる相手との労働契約にもよるけど
  • 好きなことに携わりやすい
    • 例えば週3で企業に勤めながら地下アイドルやってみるとか
    • まあ本気出せば土日で出来るだろうけど

たぶんもっとたくさんあるんだろうけど眠くて考えつかない。

【デメリット】

  • 契約先側の意志により、継続的な就業が不可になる可能性がある
    • それに伴う精神的負担もありそう
  • 仕事が取れないと無収入が続く可能性がある
  • 税金とか保険とかそのへんの処理がめんどいらしい

たぶんもっとたくさんあるんだろうけど眠k(以下略
ていうかメリデメは副次的に発生する可能性のあるものとか挙げてったらキリがないなこれ。

個人的にこんな働き方してみたい

現状は能力的にも実績的にもまだまだ未成熟な部分があるのは大前提だけど、ゆくゆくはこういう働き方してみたい。

  • 成長企業の第一線で能力拡充しながら働きたい
  • 家族にきちんと時間を避けるようなバランスで働きたい
  • 好きなゲーム会社の好きなタイトルの企画とかに携わってみたい
  • 上記を満たした上で、家族に不自由をさせない資金的体力を持ちたい

今みたいな仕事しながら週2でゲーム会社で働けたら最高かもしれない。

望む働き方を手に入れるために

取引先に関与する形態に関わらず、働くからには期待される「機能」をきちんと全うする必要がある。ここでいう「機能」とは、巷でよく「バリュー」って言われるやつと同義だと認識している。抽象度高くて個人的にあんまりすきじゃないので「機能」という言葉を使うけど。

自分で言えば、

  • 採用機能
  • 採用広報機能
  • 組織の文化醸成機能

とかが現職から期待されるざっくりとした機能に該当すると思う。
で、自身が望む働き方を成すためには

  • 自分が全うできる「機能」のニーズが市場にある
  • 取引先に期待される「機能」を全うできる

たぶん上記が必要になる。 それらを更に細かくすると、

  • 今後もニーズのありそうな「機能」を自分が持つ必要がある
  • 期待される「機能」を汎用的に全う出来る能力がある

この辺が必要になってくるんだと思う。
加えて(発注先になりうる)人脈とか過去の所属企業とかが変数としてあって、それらが望む働き方を得るための難易度を決めていく感じなんだろうな。

ざくっとした整理だけど、だいたいこんなもんなのかな。

それでは「真の安定」とは何だろうか? それは自分に力をつけること。大企業だろうが、中小企業だろうが、日本だろうが、海外だろうが、将来に渡り乞われて仕事に就けるよう自己成長に投資をし、鍛えることこそが真の安定だ。そして自己成長に最も適した環境こそ成長ベンチャー企業だと思う。

<引用元>オプトCEO鉢嶺登のブログ「安定を求めてベンチャーに!?」

ほんこれ。鉢嶺さんの言ってることまんまだにゃー。
ちからつけなあかんね!